今週のレギュラーガソリンの小売価格は、原油価格の上昇や、外国為替市場で円安が進んだことなどで、1リットル当たりの全国平均で152円台となり、去年5月以来、10か月ぶりの水準まで上昇。

石油情報センターが 14日発表したレギュラーガソリンの12日時点のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり、先週より3.4円値上がりして、152.6円と、4週連続で上昇しました。

レギュラーガソリンの小売価格が152円台になるのはリビア情勢の緊迫で原油価格が高騰した昨年4月25日以来、11カ月ぶり。

上昇は4週連続で、市民生活にも影響しそう。

また、値上がり幅も2週連続で3円台と、大幅な上昇になっています。

最近の値上がりは、イランへの経済制裁によって国際的な原油価格が高止まりしていることが主因。同センターは「今後も上昇傾向は続く」と予想している。

地域別の価格は、横ばいだった高知を除く46都道府県で上昇。単価が最も高かったのは鹿児島県の158円50銭だった。

ハイオクは前週比3円40銭高の163円40銭、軽油は2円70銭高の132円50銭だった。

一方、灯油の店頭での小売価格は、全国平均で18リットル当たり1730円と、先週より25円上昇して、10週連続の値上がりになっています。

ガソリンや灯油の価格が急騰しているのは、イラン情勢の緊迫を受けて原油価格の高止まりが続いているためだ。

同国の核開発計画をめぐり、欧米諸国との緊張が続き、原油の安定供給に対する不安が広がっている。